Item
池をのぞく蛙腕時計M渋青緑江戸文字
オーダーいただいてからお作りいたしますので2週間から1ヶ月の時間をいただく形になります。
急ぎで欲しいという方は個別にメッセージをいただければと思います。
干支の数字があしらわれた、渋青緑のステンドガラスの池を覗く蛙Mサイズの腕時計です。
平日の会社勤めで自分の好きというわけでもない人間関係で心が疲れている時、この時計を見て心穏やかないっ時を感じませんか?
腕時計のご購入をお考えの方はまず初めにこちらをご覧ください。時計の取り扱いについて具体的に書き示しております。
↓ ↓ ↓
https://www.froggywatch.jp/blog/2020/08/28/095631
【カエルの時計屋さんが生み出す手作り腕時計】
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
カエルの時計屋さんのデザイナーのOLIEです。
私は長野県の山に囲まれた場所に住んでいます。
カエルの時計屋さんは泡が入っていたり、波を打っていたり、
色とりどりのステンドガラスを用いて、
時の刻みが愛おしくなるようなまるで物語が生まれそうな手作りの腕時計を生み出しています。
もうかれこれクリエイター歴は16年になります。
趣味の木版画の技法を生かして牛革を染めたベルトを製作する父親、
時計を箱詰めする際に使う、
時計の雰囲気に合わせたフワフワクッションを製作する母親、
カエルの時計屋さんの時計がより多くの人の目に留まるように
写真動画を撮影するネパール夫、
そしてそんな我々を天真爛漫に応援してくれる幼き娘でこのカエルの時計屋さんは主に構成されています。
カエルの時計屋さんは
現代のよく巷で言われるストレス社会、
例えば・・・
・コンプライアンスどうのこうのでルールが厳しくなっている。
・どんどん世の中から縛られていって息苦しくなっている。
・相手の顔色を伺い自分らしさを見失いがちになる。
そんな生きていて苦しくなる世の中に小さな抵抗をしてやろうと思い、
全身で個性を強調する勇気はないけれど、
シンプルな服を着ていてもチラッと見せる個性的フォルムな腕時計で自分の個を打ちだそう。
そして苦しくて自分の視野が狭くなっているその一瞬を打ち破る、
力の抜ける一瞬を作り出そう
という思いで今手作り腕時計を作っています。
巷では流行の高級時計が出回っています。
腕時計はよく「権力の象徴」とも言われていて、
男性とか特に権力維持をするかのように高級腕時計を身につけています。
女性もブランドものの高級腕時計を身につけるとで
周りに対して自己顕示ができます。
ブランドものの高級時計でその人の価値を図る。
私は人よりすごいのよ、高いものを身につけているのよと見せつける。
しかもそういう時計は流行り廃りが早いので、
新しいモデルが出てきたら次の新作を身につけて周りに見せつける。
古い腕時計はブランド買取で売る。
その人の価値は値段やブランドでしか測れないのかな。
ちょっと窮屈に感じる時があります。
手作り腕時計はカチッカチッときっちり動く腕時計なのに
遊び心があります。
一定に刻む、かっちりしたものなのになぜか人の息遣いを感じることができます。
ブランド買取などに持っていったらお引き取り不可か値段もつけられないようなものです。
でもそんなお金では計れない価値を自分の中で見出して
敢えて身につける生き方って逆にカッコ良くありませんか?
今ある人間社会での辛いことを和らげる瞬間、
その瞬間を積み重ねていくことで、
世の中俯瞰に見えて、高い山から遠く向こうに広がる
小さな家々を見ると全ての物事がちっぽけに見える、
まるで絵本世界の1ページの様な
物語が始まりそうな心落ち着くこの腕時計を見つめながら、
まぁまぁちょっとお茶でも飲んで
肩の力抜きましょう♪
みたいなリラックスした、時を作っていきたいなと思っています。
そもそもなぜこのステンドグラスを使った手作り腕時計を作るようになったのか、
ちょっと長くなりますがOLIEの背景を話させてください。
■■ ガラスに魅せられた幼少期 ■■
まだ20年以上もの親に連れられて何気なく入った地元長野の昔からある喫茶店、
ステンドグラスで彩られた窓から映し出される幻想的な光が私の座っているテーブルに映し出されて、
その瞬間ただの何気ないひとときだったのが、カラフルで華やかな時間に変わりました。
私はその美しさに心踊りたちまちガラスの虜になったのです。
ガラスでできた楽器、ビードロ、ガラスペン、
いろいろなガラス製品を机の上に集めて飾ってはうっとりと眺める日々を過ごしていました。
■■ ガラスを使った創作活動 ■■
ガラスビーズほぼ同じ時期にハマり始めました。
カタカタとミシンを踏んで服や雑貨を作る母の背後で
時間が過ぎるのも忘れビーズで色々な立体物を創作する日々を過ごしておりました。
小さな一粒のビーズが色々な繋げ方をすると新たな立体物に変身するのはそれはもう楽しかったです。
ビーズの教本だけに飽き足らず、
ちょっとアレンジを加えたり、テーマに沿って自分で試行錯誤しながら作品作りをしていました。
■■ 腕時計への憧れ ■■
手芸という一般的に女の子の定番という趣味にのめり込んでいる反面、OLIEは幼少期探検ごっこが好きな、男まさりな少女でした。
世界の童話を母から読み聞かせしてもらったり眺めながら、
地図を見つめ自分の知らないまだ見ぬ世界を見ていました。
早く大人になって色々な国の色々な人に会ってみたいという思いもありました。
腕時計はつけていて大人っぽくて「カッコイイ」象徴で一種の憧れがあったのかもしれません。
縁日で親から買ってもらったおもちゃの腕時計を得意げにつけていました。
■■ 無言で友達を作れるツール ■■
時は流れ・・・
小さい頃は怖いものなしな位に活発で比較的社交的だった私も
年が経つにつれどんどん一人でいる時間が好きな
内向的な子になっていきました。
それでも「人」には興味があったのでしょうね、
何気に気に入って買ってつけていたブルーの腕時計を
ちょっとしたタイミングでいつも話すことはない人から
「きれい〜。」と話しかけてくれたことがあったのです。
すごい、自然と会話が生まれた。
かなり嬉しくなったのを今でも覚えています。
こちらから話しかけなくても友達のできる腕時計、会話を生み出していく腕時計、
腕時計は自分が見たいときに見ることができて、尚且つ人が自然と反応して話しかけてくれる時計。
腕時計ってまさにさりげなく自分自身を表現できる道具だなと思ったのです。
次第に人が反応してくれてなおかつ自分も楽しい腕時計を身につけていくようになりました。
緑色の水が入った腕時計をつけて授業中ぼーっとしたい時に眺めたることもありました。
■■ 手作り腕時計との出会い ■■
そんな学生時代、とあるマーケットで出会った飯田章先生が制作した青色のステンドガラスで出来た手づくり腕時計と出会いました。
あの時の興奮は今でも脳裏に焼き付いております。
大好きなステンドガラスと大好きな腕時計、
そして何より誰も持っていない「私」が表現できる
ハンドメイド。
私と手づくり腕時計の運命的な出会いです。
でも当時の私はお財布の中空っぽで手作り腕時計を買うことができなかったのです。
その日を境に私の頭の中はあのブルーのステンドガラスの腕時計が後悔と共にぐるぐる回っていました。
なぜ、親を説得してでも買わなかったのか・・・。
しかも皮肉なことにその後色々なマーケットに出かけても
あの飯田先生の腕時計には巡り会えなかったのです。
その当時は名前も知らなかったし、まだ今みたいにネットサーチなんて流行っていないので
もう行けるマーケットに足を運ぶしかなかったのです。
■■ これはもう運命だ!と思える出来事 ■■
私は「カエルの時計屋さん」といブランドで今は活動しておりますが、一番最初は
「ふくろうの森」という名前で活動していました。
れっきとしたふくろう好きです。
なのでふくろうのハンドメイドの作品には本当目がなく、
お小遣いもふくろうのグッズを買うこと費やしていました。
ある日とある「ふくろう雑貨」の本を宝物のように読んでいました。
そこで見つけたステンドガラスで作られたふくろうの置き時計。
バイト代を握り締めてわざわざ上京して買いに行きました。
ふくろうのガラスの置き時計を見つめながら大学生活を過ごしていたとあるマーケットで、
50m程先の離れたお店にふくろうの置き時計がチラッと見えたのです。
「置き時計作っていたご本人だ!」
と喜び勇んで近づいていくと・・・
その隣にあの時見ていたガラスの腕時計があったのです。
・・・・まさか同じ作家さんだったとは!!!!!!!
今まで出会えに出会えなかった時間とこのガラスのふくろうの置き時計とガラスの手作り腕時計のダブルでの出会いで
一気に私の喜びは急上昇!!!!
早速青緑色のステンドガラスの手作り腕時計を購入したのです。
■■ 私がステンドガラスを使った手作り腕時計を作り始めるまで ■■
このステンドガラスの時計をはめてから今までつけていたどの時計よりも皆がハッと注目して
知らない人からも声をかけられました。
そして何より美しさと温かさが共存しているこの時計は時が刻むのが楽しく感じられてつけている
だけで充足感が得られたのでした。
ブレスレットのような鮮やかなステンドガラスの手づくり腕時計、
腕時計と認識されずに
「それもしかして腕時計なの?」という周りの反応に
「そうだよ!手づくり腕時計だよ♪」と答えるも
「OLIEが自分で作ったの??」と聞かれる。
「私が作ったんじゃないけど・・・・。」
それを繰り返していくうちにだんだん自分で作りたくなってきました。
飯田先生にお願いするも自分は教える立場ではないと断られました。
ひとまず手作り腕時計教室があるから行って見なさいと。
その教えに基づきその当時行われていた手作り腕時計体験教室に行きました。
腕時計が好きで、さらにハンドメイドの温もりがたまらない手作り腕時計なのですが、
私には足りないのです。
なぜなら、
ステンドガラスではないから。
ありったけのこの想いを伝えて先生もしつこい私に根負けされたのか
ステンドガラスを使った腕時計の作り方を教えてくださいました。
そこから私の手づくり腕時計の制作の人生が
はじまったのです。
先生の様にステンドガラスを使った、
でも私らしさ満載の手作り腕時計。
最初は体験として習った私でしたが
もっと作りたい、もっと作りたいという思いが抑えきれず、
最初は機材も揃えることもできなかったので、そこら辺の砥石でガリガリステンドガラスを
腕が痛むのももろともせず削っていました。
時には寝ることも食べることも忘れて
トントン金属を叩いて作っていました。
販売始めたのも作り始めてから半年。
廃業した銭湯を使ったイベントに
もう人に見せたくてドキドキしながら出展しました。
初めて時計を買っていただけた時の気持ち忘れられないなぁ〜。
■■ 眠ることが怖いと思った日々 ■■
順風層に見えるOLIEですが、
実はもう辞めようと思った時もあります。
手作り腕時計を10年くらい作り続けていたある日、
百貨店に売りにいこうと朝起きたら
世界がグルグル回り始めたのです。
起きていられない。
初めてのことでドキドキしたのですが
どうにか体を休め休めでその出展は乗り切りました。
それから何度もめまい、
そして夜中に突然の腹痛で苦しむ日々。
今考えると相当体に負担かけていたんでしょうね。
寝てお腹が痛くなったらどうしよう、
朝めまいで起きられなかったらどうしよう、
不安な日々を送っていました。
それと同時に腕時計を作る意義を見失いかけていたのです。
お百姓さんのように野菜を作れば
人間の体の中に取り入れられてまた土に循環していく、
それに対して手作り腕時計は土に全てが循環するわけではない、
形あるものはいつかは壊れる。
形あるものを生み出す価値はどこにあるのだろう。
腕時計を作ることは寝食忘れるくらい楽しいけれど、
体を壊してしまうし、腕時計の作る意義が見えてこない・・・。
もう、違う事をしようかなと思っていた矢先、
とある展示会で一人の女性の方が、
「OLIEさんの腕時計をつけていると本当幸せな気持ちになれるんです。
だからずっと作り続けていてください!」
とおっしゃってくれたのです。
何か熱いものがこみ上げてくるのを感じました。
迷っていたこの気持ちを誰かに言っていたわけではなかったのですが、必要な時に必要な言葉って来るんだなって思いました。
ちなみにその頃からネットでの販売をスタートしていたのですが、
顔の見えない私の腕時計を購入してくださって、
その喜びのお声をたくさんいただく機会に恵まれたので
これは私はやめるべきではない、
私が作った腕時計が時間を見るその1瞬に彩りを与えることができる。
それならもっともっと身につける人の生活に彩りを添える
私だから出来る腕時計を作ろうと思ったのです。
ちなみに一時は体を壊した私です。
それでも腕時計を作ることは本当に楽しいので、
長く作り続けられるように今では体を労わりながら
朝散歩などをして体調管理はしておりますのでご安心くださいね。
腕時計を試行錯誤しながら作るのは本当に幸せな時間です。
でもそれ以上に幸せなのはそれを愛おしそうに手に取ってくれる人達。
たくさんのお客様と出会いお話をしながら、
こんなの喜ぶかな?
あんなの作ったらびっくりするかな?
なんて考えながら作ります。
カエルの時計屋さんの腕時計によって、
息詰まってくる大人社会、
心塞ぎそうな気持ち
イライラしてしまう心が
この時計を見たらほっと和らぐ、
そしてこの腕時計を見るだけで自然と笑顔が伝染していき、
言葉の壁を超えて世界の人にニコニコが広がり、
自然とコミュニケーションが生まれて仲良くなれる世の中になってもらえれば嬉しいなと思います。
身につけているだけで
一刻一刻が1秒でも長く幸せに感じてもらえるような時計作りを心がけています。
わからないことがありましたら気軽にメッセージくださいね。
■■ 腕時計について ■■
【腕時計本体】
細やかな波を打つまるで池の水面のような渋青緑のステンドガラスと
それをそっと淵からのぞくカエルの腕時計です。
鎮静と安らぎを感じる青と緑、それをより落ち着いた服と同化しやすいような渋青緑のステンドガラスを選びました。
真鍮のボディは一見重厚感があるようにも見えますが、
見た目以上に軽いので時計をつけているストレスをあまり感じません。
【こんな方におすすめです♪】
休日のちょっとお出かけの時に
・池をゆっくり見つめるカエルと一緒にゆったりとした時の流れを感じたい。
・他の人と被りたくない。
・自分の個性を言葉なしに表現したい。
・ブランド品と違って価格が謎な分堂々とつけたい。
・手作り品ならではの作り手の見える腕時計で心温まる思いをしたい。
・カエルは縁起がいいのでいつも身につけて縁起担ぎしたい。
【ベルトについて】
自然の原料でなめした革に普段木版画にいそしむOLIEの父が
木版画の容量で革に木目のデザインをつけております。
木目の自然を感じる優しさと真鍮をいぶしたなぜか懐かしさを感じる腕時計を組み合わせることで、
他ではめったに見られない希少性のある腕時計となります。
腕時計のベルトは直接肌に当たる、
そして水や油を吸い込みやすいということで
バックやベルトのように長年艶が出た感じを楽しむというわけにはいきません。
ご自身でも簡単に付け替えができるようにただベルトを通したデザインにしておりますので、
工具なしで10秒で付け替えができます。
ベルトのみの単品でも販売しておりますので、ベルトの色を服の色に合わせて変えたりして楽しむことができます。
ベルトは一枚革ですのでもし長過ぎるようでしたら
ご自身でカットしていただく事も可能です。
あらかじめ腕周りの長さをお伝えいただければこちらで調節して送ります。
※時計には一年間の保証書を同封しております。
【サイズと素材について】
『サイズ』
Mサイズ時計本体:直径3cm、高さ1cm
ベルト:幅1.5cm、ベルト穴までの長さ(腕回り)最小14cm、最大19cm
『素材』
時計本体:ステンドグラス、真ちゅう、セイコー社製クォーツ
ベルト:牛革
【名前入れについて】
ルーターで削る形になりますが時計の側面もしくは裏蓋に削り入れることもできます。
3、4文字までが目安です。
備考欄にておっしゃってください。
【ギフトとして】
誕生日やクリスマスをはじめとする特別なプレゼントにもおすすめです。
お名前もお彫りいたしますのでより特別感を感じられます。
腕時計をネパールのフェアトレード団体に特別にお願いして作ってもらったロクタ和紙で作られた箱にお入れしております。
(これはプレゼントラッピングしない方も共通)
飾っておきたくなる可愛さです。
プレゼントとしてリボンラッピングをお選びいただくと包装紙で包まず、この箱に入れた上からそのまま時計の雰囲気や色味に合わせたリボンと革のギフトタグをつけてラッピングいたします。
(リボンやタグの色クッションの柄は腕時計に合わせてつけますので写真と異なることがございます。)
【江戸文字腕時計について】
この江戸文字腕時計は
江戸時代の和時計の文字盤配列にしております。
昔はもちろん腕時計はなかったのですが柱時計などは
太陽の動きに合わせて
「正午」(昼の12時)を真上に起点として
一周が24時間となっておりました。
一刻が2時間ずつ進むので真夜中の12時、
いわゆる「子」は一番下の今でいう6時にあたり、
朝の6時「卯」は今でいう9時、
夜の6時「酉」は今でいう3時に配列されております。
一周が24時間時計だったら時間の見方も文字盤通りでわかりやすいのですが、
この時計は一般的な一周12時間時計なので
この文字盤も一デザインとして楽しんでいただく形になります。
時計の博物館で太陽の動きに合わせた文字配置する
昔の人の粋な心意気を知ってから午の刻が真上に来るように
デザインを今のように変えたのですが、
もし12支のように子が真上なのをご希望でしたら
文字盤のお作り直しをいたしますので備考欄などにご記入ください。
【過去にいただいたお客様の声】
・一般的な時計よりも厚みが有りますが、フォルムがシンプルなので、より可愛さが引き立って見えます。
・『かえる』の縁起を担いで、大病から無事治療を終えて家に帰って来たお祝いのプレゼントとして購入しました。
・携帯電話を持ち歩くようになってから、腕時計を15年以上着けていませんでしたが、どうしても着けたい時計でした。
・画像でも素敵でしたが、実際に手に取ってみると本当に丁寧に作られた素敵な時計でした。 光の当たりによって表情のかわるステンドガラスも、しっくりと手に馴染む革の色味も、時計がひきたつようなクッションも全てがお気に入りです。 大切に使わせていただきます
・市販の物には無い、オリジナリティーに富んだ時計だと思います。
ガラスの部分が波打つ池のようで、蛙が今にも動きそうですね。
・ステンドグラスが家の照明や自然光に当たると、文字盤になんともいえない効果を与えるんですね!
急ぎで欲しいという方は個別にメッセージをいただければと思います。
干支の数字があしらわれた、渋青緑のステンドガラスの池を覗く蛙Mサイズの腕時計です。
平日の会社勤めで自分の好きというわけでもない人間関係で心が疲れている時、この時計を見て心穏やかないっ時を感じませんか?
腕時計のご購入をお考えの方はまず初めにこちらをご覧ください。時計の取り扱いについて具体的に書き示しております。
↓ ↓ ↓
https://www.froggywatch.jp/blog/2020/08/28/095631
【カエルの時計屋さんが生み出す手作り腕時計】
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
カエルの時計屋さんのデザイナーのOLIEです。
私は長野県の山に囲まれた場所に住んでいます。
カエルの時計屋さんは泡が入っていたり、波を打っていたり、
色とりどりのステンドガラスを用いて、
時の刻みが愛おしくなるようなまるで物語が生まれそうな手作りの腕時計を生み出しています。
もうかれこれクリエイター歴は16年になります。
趣味の木版画の技法を生かして牛革を染めたベルトを製作する父親、
時計を箱詰めする際に使う、
時計の雰囲気に合わせたフワフワクッションを製作する母親、
カエルの時計屋さんの時計がより多くの人の目に留まるように
写真動画を撮影するネパール夫、
そしてそんな我々を天真爛漫に応援してくれる幼き娘でこのカエルの時計屋さんは主に構成されています。
カエルの時計屋さんは
現代のよく巷で言われるストレス社会、
例えば・・・
・コンプライアンスどうのこうのでルールが厳しくなっている。
・どんどん世の中から縛られていって息苦しくなっている。
・相手の顔色を伺い自分らしさを見失いがちになる。
そんな生きていて苦しくなる世の中に小さな抵抗をしてやろうと思い、
全身で個性を強調する勇気はないけれど、
シンプルな服を着ていてもチラッと見せる個性的フォルムな腕時計で自分の個を打ちだそう。
そして苦しくて自分の視野が狭くなっているその一瞬を打ち破る、
力の抜ける一瞬を作り出そう
という思いで今手作り腕時計を作っています。
巷では流行の高級時計が出回っています。
腕時計はよく「権力の象徴」とも言われていて、
男性とか特に権力維持をするかのように高級腕時計を身につけています。
女性もブランドものの高級腕時計を身につけるとで
周りに対して自己顕示ができます。
ブランドものの高級時計でその人の価値を図る。
私は人よりすごいのよ、高いものを身につけているのよと見せつける。
しかもそういう時計は流行り廃りが早いので、
新しいモデルが出てきたら次の新作を身につけて周りに見せつける。
古い腕時計はブランド買取で売る。
その人の価値は値段やブランドでしか測れないのかな。
ちょっと窮屈に感じる時があります。
手作り腕時計はカチッカチッときっちり動く腕時計なのに
遊び心があります。
一定に刻む、かっちりしたものなのになぜか人の息遣いを感じることができます。
ブランド買取などに持っていったらお引き取り不可か値段もつけられないようなものです。
でもそんなお金では計れない価値を自分の中で見出して
敢えて身につける生き方って逆にカッコ良くありませんか?
今ある人間社会での辛いことを和らげる瞬間、
その瞬間を積み重ねていくことで、
世の中俯瞰に見えて、高い山から遠く向こうに広がる
小さな家々を見ると全ての物事がちっぽけに見える、
まるで絵本世界の1ページの様な
物語が始まりそうな心落ち着くこの腕時計を見つめながら、
まぁまぁちょっとお茶でも飲んで
肩の力抜きましょう♪
みたいなリラックスした、時を作っていきたいなと思っています。
そもそもなぜこのステンドグラスを使った手作り腕時計を作るようになったのか、
ちょっと長くなりますがOLIEの背景を話させてください。
■■ ガラスに魅せられた幼少期 ■■
まだ20年以上もの親に連れられて何気なく入った地元長野の昔からある喫茶店、
ステンドグラスで彩られた窓から映し出される幻想的な光が私の座っているテーブルに映し出されて、
その瞬間ただの何気ないひとときだったのが、カラフルで華やかな時間に変わりました。
私はその美しさに心踊りたちまちガラスの虜になったのです。
ガラスでできた楽器、ビードロ、ガラスペン、
いろいろなガラス製品を机の上に集めて飾ってはうっとりと眺める日々を過ごしていました。
■■ ガラスを使った創作活動 ■■
ガラスビーズほぼ同じ時期にハマり始めました。
カタカタとミシンを踏んで服や雑貨を作る母の背後で
時間が過ぎるのも忘れビーズで色々な立体物を創作する日々を過ごしておりました。
小さな一粒のビーズが色々な繋げ方をすると新たな立体物に変身するのはそれはもう楽しかったです。
ビーズの教本だけに飽き足らず、
ちょっとアレンジを加えたり、テーマに沿って自分で試行錯誤しながら作品作りをしていました。
■■ 腕時計への憧れ ■■
手芸という一般的に女の子の定番という趣味にのめり込んでいる反面、OLIEは幼少期探検ごっこが好きな、男まさりな少女でした。
世界の童話を母から読み聞かせしてもらったり眺めながら、
地図を見つめ自分の知らないまだ見ぬ世界を見ていました。
早く大人になって色々な国の色々な人に会ってみたいという思いもありました。
腕時計はつけていて大人っぽくて「カッコイイ」象徴で一種の憧れがあったのかもしれません。
縁日で親から買ってもらったおもちゃの腕時計を得意げにつけていました。
■■ 無言で友達を作れるツール ■■
時は流れ・・・
小さい頃は怖いものなしな位に活発で比較的社交的だった私も
年が経つにつれどんどん一人でいる時間が好きな
内向的な子になっていきました。
それでも「人」には興味があったのでしょうね、
何気に気に入って買ってつけていたブルーの腕時計を
ちょっとしたタイミングでいつも話すことはない人から
「きれい〜。」と話しかけてくれたことがあったのです。
すごい、自然と会話が生まれた。
かなり嬉しくなったのを今でも覚えています。
こちらから話しかけなくても友達のできる腕時計、会話を生み出していく腕時計、
腕時計は自分が見たいときに見ることができて、尚且つ人が自然と反応して話しかけてくれる時計。
腕時計ってまさにさりげなく自分自身を表現できる道具だなと思ったのです。
次第に人が反応してくれてなおかつ自分も楽しい腕時計を身につけていくようになりました。
緑色の水が入った腕時計をつけて授業中ぼーっとしたい時に眺めたることもありました。
■■ 手作り腕時計との出会い ■■
そんな学生時代、とあるマーケットで出会った飯田章先生が制作した青色のステンドガラスで出来た手づくり腕時計と出会いました。
あの時の興奮は今でも脳裏に焼き付いております。
大好きなステンドガラスと大好きな腕時計、
そして何より誰も持っていない「私」が表現できる
ハンドメイド。
私と手づくり腕時計の運命的な出会いです。
でも当時の私はお財布の中空っぽで手作り腕時計を買うことができなかったのです。
その日を境に私の頭の中はあのブルーのステンドガラスの腕時計が後悔と共にぐるぐる回っていました。
なぜ、親を説得してでも買わなかったのか・・・。
しかも皮肉なことにその後色々なマーケットに出かけても
あの飯田先生の腕時計には巡り会えなかったのです。
その当時は名前も知らなかったし、まだ今みたいにネットサーチなんて流行っていないので
もう行けるマーケットに足を運ぶしかなかったのです。
■■ これはもう運命だ!と思える出来事 ■■
私は「カエルの時計屋さん」といブランドで今は活動しておりますが、一番最初は
「ふくろうの森」という名前で活動していました。
れっきとしたふくろう好きです。
なのでふくろうのハンドメイドの作品には本当目がなく、
お小遣いもふくろうのグッズを買うこと費やしていました。
ある日とある「ふくろう雑貨」の本を宝物のように読んでいました。
そこで見つけたステンドガラスで作られたふくろうの置き時計。
バイト代を握り締めてわざわざ上京して買いに行きました。
ふくろうのガラスの置き時計を見つめながら大学生活を過ごしていたとあるマーケットで、
50m程先の離れたお店にふくろうの置き時計がチラッと見えたのです。
「置き時計作っていたご本人だ!」
と喜び勇んで近づいていくと・・・
その隣にあの時見ていたガラスの腕時計があったのです。
・・・・まさか同じ作家さんだったとは!!!!!!!
今まで出会えに出会えなかった時間とこのガラスのふくろうの置き時計とガラスの手作り腕時計のダブルでの出会いで
一気に私の喜びは急上昇!!!!
早速青緑色のステンドガラスの手作り腕時計を購入したのです。
■■ 私がステンドガラスを使った手作り腕時計を作り始めるまで ■■
このステンドガラスの時計をはめてから今までつけていたどの時計よりも皆がハッと注目して
知らない人からも声をかけられました。
そして何より美しさと温かさが共存しているこの時計は時が刻むのが楽しく感じられてつけている
だけで充足感が得られたのでした。
ブレスレットのような鮮やかなステンドガラスの手づくり腕時計、
腕時計と認識されずに
「それもしかして腕時計なの?」という周りの反応に
「そうだよ!手づくり腕時計だよ♪」と答えるも
「OLIEが自分で作ったの??」と聞かれる。
「私が作ったんじゃないけど・・・・。」
それを繰り返していくうちにだんだん自分で作りたくなってきました。
飯田先生にお願いするも自分は教える立場ではないと断られました。
ひとまず手作り腕時計教室があるから行って見なさいと。
その教えに基づきその当時行われていた手作り腕時計体験教室に行きました。
腕時計が好きで、さらにハンドメイドの温もりがたまらない手作り腕時計なのですが、
私には足りないのです。
なぜなら、
ステンドガラスではないから。
ありったけのこの想いを伝えて先生もしつこい私に根負けされたのか
ステンドガラスを使った腕時計の作り方を教えてくださいました。
そこから私の手づくり腕時計の制作の人生が
はじまったのです。
先生の様にステンドガラスを使った、
でも私らしさ満載の手作り腕時計。
最初は体験として習った私でしたが
もっと作りたい、もっと作りたいという思いが抑えきれず、
最初は機材も揃えることもできなかったので、そこら辺の砥石でガリガリステンドガラスを
腕が痛むのももろともせず削っていました。
時には寝ることも食べることも忘れて
トントン金属を叩いて作っていました。
販売始めたのも作り始めてから半年。
廃業した銭湯を使ったイベントに
もう人に見せたくてドキドキしながら出展しました。
初めて時計を買っていただけた時の気持ち忘れられないなぁ〜。
■■ 眠ることが怖いと思った日々 ■■
順風層に見えるOLIEですが、
実はもう辞めようと思った時もあります。
手作り腕時計を10年くらい作り続けていたある日、
百貨店に売りにいこうと朝起きたら
世界がグルグル回り始めたのです。
起きていられない。
初めてのことでドキドキしたのですが
どうにか体を休め休めでその出展は乗り切りました。
それから何度もめまい、
そして夜中に突然の腹痛で苦しむ日々。
今考えると相当体に負担かけていたんでしょうね。
寝てお腹が痛くなったらどうしよう、
朝めまいで起きられなかったらどうしよう、
不安な日々を送っていました。
それと同時に腕時計を作る意義を見失いかけていたのです。
お百姓さんのように野菜を作れば
人間の体の中に取り入れられてまた土に循環していく、
それに対して手作り腕時計は土に全てが循環するわけではない、
形あるものはいつかは壊れる。
形あるものを生み出す価値はどこにあるのだろう。
腕時計を作ることは寝食忘れるくらい楽しいけれど、
体を壊してしまうし、腕時計の作る意義が見えてこない・・・。
もう、違う事をしようかなと思っていた矢先、
とある展示会で一人の女性の方が、
「OLIEさんの腕時計をつけていると本当幸せな気持ちになれるんです。
だからずっと作り続けていてください!」
とおっしゃってくれたのです。
何か熱いものがこみ上げてくるのを感じました。
迷っていたこの気持ちを誰かに言っていたわけではなかったのですが、必要な時に必要な言葉って来るんだなって思いました。
ちなみにその頃からネットでの販売をスタートしていたのですが、
顔の見えない私の腕時計を購入してくださって、
その喜びのお声をたくさんいただく機会に恵まれたので
これは私はやめるべきではない、
私が作った腕時計が時間を見るその1瞬に彩りを与えることができる。
それならもっともっと身につける人の生活に彩りを添える
私だから出来る腕時計を作ろうと思ったのです。
ちなみに一時は体を壊した私です。
それでも腕時計を作ることは本当に楽しいので、
長く作り続けられるように今では体を労わりながら
朝散歩などをして体調管理はしておりますのでご安心くださいね。
腕時計を試行錯誤しながら作るのは本当に幸せな時間です。
でもそれ以上に幸せなのはそれを愛おしそうに手に取ってくれる人達。
たくさんのお客様と出会いお話をしながら、
こんなの喜ぶかな?
あんなの作ったらびっくりするかな?
なんて考えながら作ります。
カエルの時計屋さんの腕時計によって、
息詰まってくる大人社会、
心塞ぎそうな気持ち
イライラしてしまう心が
この時計を見たらほっと和らぐ、
そしてこの腕時計を見るだけで自然と笑顔が伝染していき、
言葉の壁を超えて世界の人にニコニコが広がり、
自然とコミュニケーションが生まれて仲良くなれる世の中になってもらえれば嬉しいなと思います。
身につけているだけで
一刻一刻が1秒でも長く幸せに感じてもらえるような時計作りを心がけています。
わからないことがありましたら気軽にメッセージくださいね。
■■ 腕時計について ■■
【腕時計本体】
細やかな波を打つまるで池の水面のような渋青緑のステンドガラスと
それをそっと淵からのぞくカエルの腕時計です。
鎮静と安らぎを感じる青と緑、それをより落ち着いた服と同化しやすいような渋青緑のステンドガラスを選びました。
真鍮のボディは一見重厚感があるようにも見えますが、
見た目以上に軽いので時計をつけているストレスをあまり感じません。
【こんな方におすすめです♪】
休日のちょっとお出かけの時に
・池をゆっくり見つめるカエルと一緒にゆったりとした時の流れを感じたい。
・他の人と被りたくない。
・自分の個性を言葉なしに表現したい。
・ブランド品と違って価格が謎な分堂々とつけたい。
・手作り品ならではの作り手の見える腕時計で心温まる思いをしたい。
・カエルは縁起がいいのでいつも身につけて縁起担ぎしたい。
【ベルトについて】
自然の原料でなめした革に普段木版画にいそしむOLIEの父が
木版画の容量で革に木目のデザインをつけております。
木目の自然を感じる優しさと真鍮をいぶしたなぜか懐かしさを感じる腕時計を組み合わせることで、
他ではめったに見られない希少性のある腕時計となります。
腕時計のベルトは直接肌に当たる、
そして水や油を吸い込みやすいということで
バックやベルトのように長年艶が出た感じを楽しむというわけにはいきません。
ご自身でも簡単に付け替えができるようにただベルトを通したデザインにしておりますので、
工具なしで10秒で付け替えができます。
ベルトのみの単品でも販売しておりますので、ベルトの色を服の色に合わせて変えたりして楽しむことができます。
ベルトは一枚革ですのでもし長過ぎるようでしたら
ご自身でカットしていただく事も可能です。
あらかじめ腕周りの長さをお伝えいただければこちらで調節して送ります。
※時計には一年間の保証書を同封しております。
【サイズと素材について】
『サイズ』
Mサイズ時計本体:直径3cm、高さ1cm
ベルト:幅1.5cm、ベルト穴までの長さ(腕回り)最小14cm、最大19cm
『素材』
時計本体:ステンドグラス、真ちゅう、セイコー社製クォーツ
ベルト:牛革
【名前入れについて】
ルーターで削る形になりますが時計の側面もしくは裏蓋に削り入れることもできます。
3、4文字までが目安です。
備考欄にておっしゃってください。
【ギフトとして】
誕生日やクリスマスをはじめとする特別なプレゼントにもおすすめです。
お名前もお彫りいたしますのでより特別感を感じられます。
腕時計をネパールのフェアトレード団体に特別にお願いして作ってもらったロクタ和紙で作られた箱にお入れしております。
(これはプレゼントラッピングしない方も共通)
飾っておきたくなる可愛さです。
プレゼントとしてリボンラッピングをお選びいただくと包装紙で包まず、この箱に入れた上からそのまま時計の雰囲気や色味に合わせたリボンと革のギフトタグをつけてラッピングいたします。
(リボンやタグの色クッションの柄は腕時計に合わせてつけますので写真と異なることがございます。)
【江戸文字腕時計について】
この江戸文字腕時計は
江戸時代の和時計の文字盤配列にしております。
昔はもちろん腕時計はなかったのですが柱時計などは
太陽の動きに合わせて
「正午」(昼の12時)を真上に起点として
一周が24時間となっておりました。
一刻が2時間ずつ進むので真夜中の12時、
いわゆる「子」は一番下の今でいう6時にあたり、
朝の6時「卯」は今でいう9時、
夜の6時「酉」は今でいう3時に配列されております。
一周が24時間時計だったら時間の見方も文字盤通りでわかりやすいのですが、
この時計は一般的な一周12時間時計なので
この文字盤も一デザインとして楽しんでいただく形になります。
時計の博物館で太陽の動きに合わせた文字配置する
昔の人の粋な心意気を知ってから午の刻が真上に来るように
デザインを今のように変えたのですが、
もし12支のように子が真上なのをご希望でしたら
文字盤のお作り直しをいたしますので備考欄などにご記入ください。
【過去にいただいたお客様の声】
・一般的な時計よりも厚みが有りますが、フォルムがシンプルなので、より可愛さが引き立って見えます。
・『かえる』の縁起を担いで、大病から無事治療を終えて家に帰って来たお祝いのプレゼントとして購入しました。
・携帯電話を持ち歩くようになってから、腕時計を15年以上着けていませんでしたが、どうしても着けたい時計でした。
・画像でも素敵でしたが、実際に手に取ってみると本当に丁寧に作られた素敵な時計でした。 光の当たりによって表情のかわるステンドガラスも、しっくりと手に馴染む革の色味も、時計がひきたつようなクッションも全てがお気に入りです。 大切に使わせていただきます
・市販の物には無い、オリジナリティーに富んだ時計だと思います。
ガラスの部分が波打つ池のようで、蛙が今にも動きそうですね。
・ステンドグラスが家の照明や自然光に当たると、文字盤になんともいえない効果を与えるんですね!
¥20,900
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